炭実験

いのうえ

2008年03月21日 08:00

さてさておまちかね?『炭実験』発表〜♪

前回もお伝えした通り、用意した炭はこの3種類。


左から、ホームセンターの安い炭・オガ備長炭・岩手切炭。



一堂に会する『炭トリオ』、ミナサマヨロチク。
うーん、こーやって見ると『岩手切炭』がダントツで美しいですねぇ。


実験方法&内容は、各種を同程度のグラム数で同条件同時に熾して
燃焼時間と燃焼後の状態、あと「何となく温度を感じてみる」こと。

比較基準を同グラム数にしたのは、販売単位が重さだからです。


しかし、キャンプ場到着が夕方だったため、暗くなってきてるぞ。
カメラの感度設定もISO400が限度。あんまり感度上げるとノイズが目立つ。
急がねば!!
ってことで、各種大体300グラムの計量。
このためだけにキッチンスケールとバットを買ったワタクシを誰か褒めてください


イチバン右のは参考資料。
高級白炭モノホンの『備長炭』(提供バードメンさん)を半分の約150グラム。

まぁ若干の重量差は結果にたいした違いをもたらさないと思い許容。

気温・風の影響等、できるだけ同条件にするために、長い溝状に地面を掘り起こし
3本まとめて着火したエスビットを等間隔に置き、その上に各炭を乗せまして。。。


資料用備長炭はもったいないから別行動。



とりあえず様子を見てると、うーん着火に差がありますな。

真っ先に炭に火が移ったように感じたのは『岩手切炭』。
オガ備長炭はイマイチ着火が悪い。
そしてホームセンターの安い炭に至っては、なにやら煙が.....


炭のくせに煙いって。。。

ともかく、じーっとコイツらを見つめてるのもバカバカしいし
とりあえず実験開始=着火開始した時間だけ確認して今回の放置庵(焚き火場)へ移動。
粗挽きウインナーなぞ焼きーの食いーのしつつ20分後。

ぼちぼち各炭に火が移ったかな〜ルンルン♪ と思い、チェック!





ん?







あれ?











消えとるがな。。。




どうやらエスビット1ヶでは足りなかったのか...
はたまた、燃やし跡を残さないために掘った溝のせいで
逆に燃えにくくしてしまったのか。。。


うーん、どーしたものか。
すでに暗くなってるし、おなかもすいた。
何より『ヤル気』が太陽同様、もとい太陽以上の早さでどんどん沈んでる。。。

ここは一晩じっくり『着火方法』を練り直して、明日になってから再度チャレンジすべきか。

いや、明日になったら面倒になる。俺は自分の事を良く知っている。
『ヤル気』の期限は今日までに違いない。。。




ハイ、もぅ実験延期決定。
決断は迅速に。コレ、アウトドアの鉄則。

そして実験失敗。



いや、そうではない。
失敗から学んでこそ実験なのだ!



ってことで、今回の成果。
『実験はお早めに』

そんなことを学んで、オトナへの階段をひとつ登ったワタクシなのでした。ナムー







と・・・こんな実験レポではミナサマにそっぽ向かれそうなので、実験以外の雑感を追記。。。

えぇと、今回のこの3種類。
価格的にはホームセンターの安い炭がお手頃ですが
余裕があるならできるだけ他の炭にした方がいいです。

着火時点でレポしてますが、この手の安い炭は炭化が甘いことも多く煙かったりします。
さらに、オガ備長炭や岩手切り炭と違い不揃いなので、大きな炭と細かい炭が混入されてます。
大きい炭で重量&嵩をかせいで、この「細かい炭」で販売重量まで充填してるような感じ。

この「細かい炭」は火に投入すると爆ぜたりして結構危なかったりしますし
もう「粉」としか言えないようなものは火の粉になって舞い上がります。

実際には内容量の1割ほどが「使えない炭」だったりするのでご注意を。

まぁ、価格は他の2種類の2〜3分の1くらいなんで、安いは安いんですけどね。
薪代わりに使うとかなら良いかもしれません。



そんなこんなで、そのうちちゃんと実験して再度結果発表いたします〜
くれぐれも『期待せず』待つべし!






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